お金の色々

節約の目標を立てるのに役立つ「SMART」という考え方とは?

普段、他の記事では、お金を借りることを中心にお話ししていますが、今回はちょっと趣向を変えて、お金を節約するお話しをしてみたいと思います。

というのも、お金を余計に使ってしまうから借りる必要が出てくるわけで、計画的にお金を使っていれば、借金をする必要もないわけです。カードローンなどのキャッシングでお金を借りる人の傾向として、計画的にお金を使えない人が比較的多く見られます。そのため、お金を節約する方法を今回のメインテーマにしてみたわけです。

1.お金をどのように運用しますか?

お金は無限にあるわけではなく、使い続ければ無くなる儚いもの、とは知りつつもお金ってなかなか貯まりませんよね。お金を増やす方法は、何かのサービスを提供することでお金を作り出すこと、もしくは、持っているお金を投資して増やす、という2点でしょう。

何かのサービスを提供することは、もちろん仕事をする、ということです。持っているお金を投資することは、貯金をすることや、株や投資信託、保険といった投資サービスを使うことです。

以上のように、お金を増やす方法が考えられますが、今回は投資や貯金をするための持ち金を減らさない節約の方法を考えたいと思います。

上記したお金を増やす、といった方法は、いわゆる「攻めの運用(表現要検討)」に対して、節約は「守りの運用」と言えるでしょう。大切なお金を上手に運用するためには、攻めと守りのバランスが大切でしょう。このことは、お金の運用だけではなく、スポーツや恋愛、家庭での夫婦関係なんかでも同じだと思います。

例えば、サッカーを考えた場合、攻めだけをしていた場合、自分のチームの点数は多く入るでしょう。しかし、相手チームからの点数が自分のチームより多ければ、試合は負けます。お金の運用で考えると、この状態が「赤字」となるわけです。

お金を運用する、と考えた時、増やすことに意識が行きがちになります。増やすことは楽しい、点数を取ることは楽しい、それは間違いなく、正しいと思います。決して攻めるな、と言っているわけではなく、攻めつつ、守りも固める必要がある、ということです。サッカーは点数を取るスポーツで、攻めることをメインとしていると考えている人が多いと思いますが、実は守りをメインとしているチームが多いんです。守りを基本として試合のリズムを掴んでから、攻めに移すことがよくあります。サッカーを例にしましたが、お金の運用も似ているような気がしますね。

2.節約は何のためにしますか?

さて、早速お金の節約をしようとした時、まずは目的を考える必要があると思います。どんなことでも同じだと思いますが、ある程度しっかりとした目的/目標が無いと物事を実行し続けることは難しいでしょう。

例えば、英語の学習やダイエットなどをイメージすると分かりやすいかもしれません。「ただ英語を学習したい。」といった目的だとなかなか長続きせず、気づくと日々の生活に精一杯になっていた、という経験はないでしょうか。考え方によっては、「少しでも勉強できた。」とポジティブに捉えることができるかもしれませんが、できれば長続きさせたいですよね。特に、節約においては継続して行うことが大切なため、この点は非常に重要です。

では、どのように目的を立てればいいでしょうか。単純なものでも構いませんが、具体的なほど実行に移す可能性が高く、持続もすると思われます。そこで目標を立てる上で参考となるものが「SMART」という考え方です。主に企業運営で使われるもののようですが、どの分野でも応用が効きそうな考え方なので紹介します。SMARTというのは、英語の頭文字を取ったもので、より良い目標設定をするためにはどのようなことを考えればいいか、といったことを分かりやすくまとめたものです。

S・・・Specific(どのくらい明確か、具体的か)

M・・・Measurable(どのように測定するか)

A・・・Achievable(達成できそうなものか)

R・・・Reasonable(意味のある目標か)

T・・・Time bound(期限はいつか)

これだけ見ても、納得する部分がありますが、少し具体的に説明をしつつ、考えてみましょう。

Specific(どのくらい明確か、具体的か)

具体性ということはとても大事なことです。具体的かどうかを以下の例で考えてみましょう。分かりやすく説明するため、○と●で評価します。

「生活費を節約する」(○●●●:ダメ)

「生活費において、食費を節約する」(○○●●:ややダメ)

「生活費における食費において、昼食を節約する」(○○○●:良い)

「生活費における食費において、昼食をお弁当にすることで節約する」(○○○○:とても良い)

一番上と一番下を比較すると、一番下だと何をすればいいか明確で、「何かやれそうだな。」という気持ちになりませんか?継続するかどうかはそのあとの問題ですが、まずは「行動できそう」といった気持ちになれることが大切です。

Measurable(どのように測定するか)

節約をする上での目標値を明確にすることで、やる気も出てきます。同じように以下の比較を見て下さい。

「食費を節約する」(○●●●)

「食費をできるだけ節約する」(○○●●)

「食費を1万円節約する」(○○○●)

「食費を1ヶ月で1万円節約する」(○○○○)

前述した、具体的な目標を踏まえた上で、測定値を出すと良いでしょう。

Achievable(達成できそうなものか)

具体的にして、測定値も明確化したとしても、達成できなければ意味がありません。達成できる範囲、レベルかどうかもしっかりと検討してみましょう。ただし、今回の達成できるかどうかは、収入のレベルや家族構成によって変わってきます。今回は【3人家族】【収入手取り20万円】【夫の収入のみ】で考えてみましょう。では、以下の比較を。

  • 「食費を1ヶ月5万円節約する」
  • 「食費を1ヶ月3万円節約する」
  • 「食費を1ヶ月1万円節約する」

今回の比較は単純に良い悪いをつけることができません。なぜなら、支出も考えなければ分からないからです。ただし、一番上の5万円はやりすぎかな、とは感じます。3万円は月の食費にどのくらいかけているか、ということで検討の余地はあると思います。ただ、現実的なことは、1万円かな、とは感じますね。

Reasonable(意味のある目標か)

お金を節約する理由はどのようなものでしょうか。その理由がしっかりしていればいるほど、持続すると考えられています。

「お金を節約する」(○●●●)「お金を今後のために節約する」(○○●●)

「お金を子供の教育費に使うために節約する」(○○○●)

「お金を子供が高校や大学に進学させるために節約する」(○○○○)

一番下の理由は、さらに具体的な金額も出てくると思います。例えば、公立だったら、私立だったら、といった部分のイメージも出るのではないでしょうか。

Time bound(期限はいつか)

勉強や仕事でも期限は大切ですよね。もし、期限が無ければ、勉強も仕事もはかどらないと思います。お金の節約も同じことが言えます。上記までの部分で、ある程度示したところはあると思います。また、短期的・長期的期限によっても変わると思います。

短期的期限
  • 「食費を1ヶ月1万円節約する」
  • 「食費を1ヶ月1万円節約する」
  • 「食費を1月1日~30日の間で、1万円節約する」
長期的期限
  • 「子供が高校入学までに100万円貯める」

長期的期限の目標は必要ですが、まずは概算でいいかもしれません。その上で、細かな設定をしていく方が実用的かな、と思います。

以上がSMARTな目標設定の説明になります。このように考えると、なんか目標を立てることが面白そうではないですか?ただし、具体的な例があったほうがイメージしやすいと思いますので、私自身の節約していった経緯に当てはめてみます。

3.具体的でスマートな目標!?

お金の整理、節約を考えたきっかけは子供が3歳になり、生活も落ち着き始めたために現在の収支を整理しようと考えたためです。この状態でSMARTな目標を考えると以下の通りです。ちなみに当時の家庭状況は私、妻(共働き)、娘(3歳)です。さらに、当時はSMARTのことは知りませんでした。知っていればもっとスマートに目標を立てられたかもしれませんね。。

S「現在の収支を整理しよう」(○●●●)

M「特になし」(●●●●)

A「1ヶ月そのまま生活してみて収支をまとめる」(○○○○)

R「子供が大きくなった時や自分たちが老後の時に必要な費用と現在の自分たちの収支を洗い出す。その上で、いらない支出を見直し、ローンの計画的で効率的な支払い方法を考え、実行する。」(○○○○○○)

T「1ヶ月」(○○○○)

改めて確認すると、SとMは弱いですね。。その代わりなのか、他の部分が強く出ています。私の場合、結婚してから子供ができて、給料頂いて過ごしていましたが、「お金の利用はこの状態でいいのかなぁ。。」というモヤモヤが1年ぐらいありました。「妻が家計を管理」といった思いが半分ぐらいあったため、家計には手をつけていなかったことも行動に移せなかった気がします。

ただし、妻は大らかな性格で細かい数字やお金にはあまり関心がありませんでした。そのような意味で私の方が家計管理に向いていました。余談になりますが、私は比較的家事をやる方だと思っていますが、どこか「男は細かな家事をやらないほうがいい」といった固定観念があった気がします(今ではほとんどの家事をこなしています・・・)。そんな思いを振り切って行動に変えたら、なんと楽しいことでしょう!いやー自分に家計管理が向いていたのですね。固定観念がある場合は、みなさんも行動してみるといいかもしれません。

さて、少し駄文を挟みましたが、目標設定に戻りましょう。上記の目標を考えると、行動に移すためには、完璧でなくてもよいのかもしれません。私の場合は一部が強く出ていたので、行動に移したと考えられます。全部が平均的に高くても大丈夫でしょう。ただし、完璧な方が持続すると思われます。

では、その後2、3ヶ月後の目標を比較してみます。

S「支出における無駄な部分を整理する。具体的には大きなものとしてローンや保険料の整理、細かいものだと食費の整理をする。」(○○○●)

M「Sの部分を行うことでの、利息分や余計な支出分」(○○●●)

A「英語教材の一括支払いをしたり、保険の見直しを行い、保険屋に相談したりして、整理する。」(○○○●)

RとTは同じ

どうでしょうか。少しは進歩した感じですかねぇ。Aを白丸3個としたのは、私自身面倒くさがりなので、取り掛かれるかどうかは気分次第だったかな、と思ったためです。ただ、少しずつ進めることで、目標に近づけることはできるのではないでしょうか。

では、目標がある程度決まった段階で、どのように節約すればいいのでしょうか。やり方はいくつかありますが、節約の考え方と私がお手軽だと感じたやり方を紹介したいと思います。

4.節約はどのようにしますか?

みなさんは節約する時にどのようなことをしますか。おそらく無駄だと思うものを削って生活しようとするのではないでしょうか。例えば、食費を何とか削ったり、無駄な買い物をしないようにしたりするのではないでしょうか。

これらのことは、持続できれば問題ないのですが、ダイエットと同じように慣れないことをすると、リバウンドする可能性があります。食費を削る、というのは最初に考えられそうなことですが、実はリバウンドが一番大きなものです。元々少食で、食費があまりかかっていないのであれば良いのですが、食費をそこそこ使っている場合は削ることを失敗してしまうのではないでしょうか。ダイエットと同じく、3日坊主になってしまい、結局は元どおりになってしまう恐れがあります。

では、節約をする際、どのような視点を持てばいいのでしょうか。そこで、家計の支出は3つの視点で捉えると良いと思います。それは「消費」「投資」「浪費」という捉え方です。消費とは、食費や光熱費など生きていく上で必ず必要となってくる費用のことを指します。投資とは、教育費や本にかかる費用など将来のためにかける費用です。浪費は、娯楽費やかけ過ぎている趣味の費用など、削除しても問題ない費用です。このように考えると、まずは「浪費」の部分を割り出すことが先決になるでしょう。では、具体的な節約方法はどうすればいいのでしょうか。

私がオススメしたい方法は、経済ジャーナリストである萩原博子さんが言っている「レシート貼り付けマルバツ法」です(実際はこんな表現ではありませんが・・・)。必要なものはノート、のり、赤ペン、レシートです。ノートに日付を書いて、レシートを貼り付ける、以上です。余裕があれば、「浪費だったなぁ・・・」と思ったレシートにバツをつけてください。余裕が無い、もしくは、面倒臭いのであれば、レシートを見るだけでもかまいません。まずは始めることが大切だと私は思います。レシートを貼り付ける目的は以下のような部分があると思います。

  1. お金の支出がある程度見えるようになる
  2. 自分自身が節約の意識を持つようになる
  3. 家族が節約の意識を持つようになる

まずは助走を行なって、継続をすることが大切だと思います。そうすると意識がだんだんと変わり、具体的な行動に進めるようになると思います。

参考文献
INSGHTNOW「よい目標はSMARTである」(閲覧日2016.12.16)
http://www.insightnow.jp/article/5029
レタスクラブ「お金の本2011」株式会社角川SSコミュニケーションズ

関連記事

  1. お金の色々

    銀行カードローンの問題点を知っておけば多重債務者にならずに済みます

    低金利をウリとしている銀行カードローンが多いものの、総量規制対象外とい…

  2. お金の色々

    カードローンを利用してお金を借りた時に返済を延滞するデメリットと対処法

    カードローンのサービスは銀行や消費者金融が提供していますが、お金を借り…

  3. お金の色々

    債務整理のメリット、デメリットは?知っておきたい4つのこと

    債務整理のメリット、デメリットは?知っておきたい4つのこと今回は、…

  4. お金の色々

    カードローンを専業主婦が借入する方法は銀行カードローンが主流です

    カードローンの契約を行なうためには、本人の収入証明書を必要とする機会が…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. お金の色々

    銀行カードローンの問題点を知っておけば多重債務者にならずに済みます
  2. キャッシング知恵袋

    レディースローンの特徴を知って利用しよう
  3. キャッシング知恵袋

    急にお金が必要な時に頼りになる即日融資とは?
  4. お金の色々

    債務整理のメリット、デメリットは?知っておきたい4つのこと
  5. お金の色々

    カードローンを専業主婦が借入する方法は銀行カードローンが主流です
PAGE TOP